概要
今回は、給与計算書のサンプルでスピル機能を試してみます。スピル機能とは、1つのセルに計算式を入力すれば、計算式で指定した範囲にも計算式が有効になる機能です。
目次
今回のサンプルエクセル「給与計算書」について
1月ごとの給与を人別に計算するシートで、日ごとの勤務時間を出勤時刻、退勤時刻、休憩時間から算出(退勤時刻-出勤時刻-休憩時間)し、それに日ごとの日給を計算(勤務時間×時給)します。日給を1か月分集計し、月の給与と計算しています。
(実用には、手当・交通費なども追加が必要です。)

スピル機能を使わない方法
勤務時間の算出はD列の終了時刻からC列の開始時刻とE列の休憩時間を引き算します。実際の操作では、勤務時間のセルF5に「D5-C5-E5」の計算式を入力し、オートフィルでセルF6以下の計算式を埋めます。
すると、下図の右のようの計算式が各行に入った状態で、勤務時間は計算されます。

スピル機能を使ってみる
今回、スピル機能を使ってみるのは、「勤務時間」の計算です。
スピルの場合の計算式は全行に入力するのではなく、最初の行に計算対象の行範囲を含めて計算式を記述します。
この例での計算式は「=D5:D35-C5:C35-E5:E35」D5:D35となっており、5行目から35行目まで同じ計算するよと定義しています。

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